月曜日の朝のローマ。前日とうって変わって"平日"という空気がある。
ホテルで朝食を済ませた後チェックアウト。最後のホテルに別れを告げて、コロッセオへと向かった。
ドーンと構えたコロッセオ。
今回は中に入りはしないので外観だけである。
馬車が道路脇を走っていた。
おなじみイタリア軍。
おなじみのラテン語。
穴だらけだ。
調べてみると、コロッセオには大理石が使われており、それを留める為にボルトを打っていた名残だそうだ。
その大理石はサン・ピエトロ大聖堂に使われている。
観光地なので平日だろうと観光客は変わらず多い。
コロッセオ付近を見回った後、またバスに乗り込む。
今回の旅行中、何度か通ったヴェネツィア広場。
再びトレビの泉に訪れた。
もちろん後ろ向きにコインを投げた。「またローマに来れるように」と。
トレビの泉から暫く歩く。
ここも映画『ローマの休日』でアン王女がジェラートを食べていた場所、スペイン階段だ。
スペイン広場
カラビニエリがクールに決める。
警察車両。
途中フラリとジェラートを店で買った。
この国は観光客とわかるととてもフレンドリーに対応してくれる。
階段の上から眺める刹那がとても愛おしい。とても良い国だった。
集合した一行はバスに乗り込み、昨日訪れた三越へ向かった。(何人かは荷物を預けていた)
その後、最終地のローマ・フィウミチーノ国際空港へ。
と、ここでトラブル。
ツアー旅団で纏まって検査ゲートを通ろうとした際に現地スタッフに
「お前らこっちに出ろ」と列を外され、私を含めた数名は別の検査ゲートに並ばされた。
すでに添乗員も検査を終えていてこれには焦りを隠せない。
しかしこのままブラブラしている訳にもいかないので、とりあえず黙って検査を受けた。
強引に並ばされたにも関わらず、かなり検査を待たされたが。
検査を受けた後、何とかツアーと合流。
筆者はカプリ島で購入した腕時計の税関手続きに並んだ。
並んだのだが……一向に終わる気配はない。
すでに他の客は出向ゲートに並んでおり、筆者だけが取り残される事態に。
結局添乗員と相談した結果、税関を諦め約8000円を損した状態で出国することになった。
(ちなみに損かといえば実はすでに得をしている。だがここには書くことが出来ないので割愛。)
イタリア最後のフリータイムだ。
機内食が出てくるから軽めの昼食を終えた。
また買い忘れたお土産があったので、板チョコをお土産にして帰ることにした。
この板チョコが本当に美味かった。
今回の旅行でとてもよくしてくれたJTBの添乗員と記念撮影をして、個々に飛行機に乗り込んだ。
日本行きのボーイング、私の座席のタブレットでゲームが読み込めなかったのでかなり退屈した。
テトリスがやりたかったのに…。
メイン機内食。
和食を所望したかったところだが、やはりイタリア旅行は家に帰るまでがイタリアなのでイタリアンを所望。
左上のティアミスがとても美味かった。
帰りの飛行機はやたら乾燥していたので水がとても美味かった。
もう少しボトルを持ち込んでおけばよかったと後悔。
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12時間後、成田空港に到着。
ツアーも解散となり各々で別れを告げることになった。
我々も荷物を受け取った後は最寄り直通のバスに乗り、そのまま深い眠りについてしまった。
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こうして7泊8日に渡るイタリア新婚旅行が終わった。
イタリアの人たちは噂のとおりあっけらかんな所もあるが、とても旅行者に親切にしてくれた。郷に入りて~を守っていればトラブルに巻き込まれることはないだろう。そう思うと、欧州で一番新婚旅行先としてイタリアが選ばれる理由は十分感じられた。
腹を下してとんでもない目にあった雨のミラノ
期待通りの水の都ヴェネツィア
古き良き文化を垣間見た花の都フィレンツェ
ゆったりとした時間と絶景を見せてくれたカプリ島
そして首都ローマ
数ヶ月経って思い返しブログを執筆していても、今回の旅行はとても良い一週間だったと思える。
前述の通り、今回はJTBのツアーを利用した。
ツアーだけにかゆい所に手がとどかない部分もあっただろうがそれは致し方ない。
それでも20名以上を引き連れて柔軟に対応してくださったJTBの添乗員様には頭が上がらない。
「もしツアーで行くならJTB」とはっきり言える内容だっただろう。
宣伝チックになってしまったが、それくらい充実した良い旅だった。
JTBを利用するかどうかはともかく……
人生のどこかでまたイタリアへ行けることを願いたい。
☆おわり☆
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